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カルチャーのお話

ツッコミどころ満載だった……。Windows 95manを見てきたよ。

2016/08/16

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2016年5月4日に開催された、Windows95manの来日公演を見てきました。いやはや、ツッコミどころが多すぎて、思い出してみても「何だったんだ……」という感触です……。

誰だよ

フィンランド人のエンターテイナーで、既存の物に反逆する(引用)windows95manさんは、ライブユニット・映像作品への出演・イラストレーターなど多岐にわたり活動をされているそう。

今回は音楽のパフォーマンスですが、具体的に何するの? って調べてみても「DJっぽいことをする」という情報しか得られず……。

だって検索してもこんなものしか出てこないんだよ……?

もはや「何なんだ」という思いしかありません……。

なんだかんだ楽しみに……実際に行ってみた

Facebookのイベントページにはカウントダウンの投稿が、あまり代わり映えのしない画像とともに連日行われ、正直「誰が得するんだ……」と思っていましたが、

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そんなコトバとは裏腹(?)に、「謎の期待感」は高まるばかりでした。例えるなら行き先に不満は残るけど、なんやかんやで楽しみな遠足、ぐらいなレベルのワクワク感でしょうか。開催当日は気持ち早歩きで渋谷の会場に向かいました。

会場のcircus tokyoは、1Fがラウンジフロアで、B1Fがダンスフロア。ラウンジフロアは特に専属のDJはおらず、コンクリート打ちっぱなしのおしゃれな飲食店のような雰囲気。

ふと右を見ると、Windows95man、なんと椅子に座り、物販をされているじゃないですか。Windowsの服に、ホットパンツ……。「マジだ!」ってカンジです。クラブイベントのスペシャルゲストって、持ち時間まで現れなくて、いよいよステージにあらわれて「うわー!」ってなることばかりだったのですが、今回はちょっと拍子抜けです。

壁際の椅子に座り、全体を眺めてみると、いろんな人がいる。windows95manやスタッフと親しげに話す外国人は、東京に住んでるお知り合いかな。サブカル感漂う女性二人組は、物販でイラストを描いてもらい、2ショット写真も撮ってもらい、「ヤバい……めっちゃ嬉しい……」って感想を漏らしてます。

隣で会話していた男女グループの会話に聞き耳を立ててみると、「……やっぱりクラブはAviciiとか、歌えてヒュー!ってなるのがいいよね♪」なんて話してる。……なんでここに来たんや。

言葉にできないぞ、このパフォーマンス!

前座のDJさんが良いカンジにビルドアップし、DC BRAND'sは掟ポルシェさんが相変わらず、ビールを振ってあけてフロアビシャビシャ、ガムテープで客を縛り、いつもどおり。

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……午前1時58分、あと2分でwindows95manだな、と思い、ふと右後ろを見ると本人がステージをiPhoneで動画撮影してて、「出番の2分前にフロアにいる出演者って……」と苦笑いしました。

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ステージにあがるWindows95man。観客は「さっきまで物販してフロアにいた人だ」というカンジで新鮮味はありません。いよいよ始まるパフォーマンス、流石北欧の掟ポルシェと言われるだけあってか、「ピッチを合わせてスムースに繋ぐなんて女子供のすることだ」というスタイル。踊ります。MCします。パフォーマーもステージに上って盛り上げます。なんでもありだ!

プレイする楽曲は2000年前後のダンスポップが多い印象で、時には90年代のハッピーハードコアも。合いの手で「フゥフゥ」と入れるあたり、安っぽさが増します。

VJの映像はもちろんWindows95を模したもの。ウィンドウを移動するとタイトルバーだけ残像が残るとか、「そういう時代もあったな」感が漂います。終盤、音を止めてしまった時、とっさにブルースクリーンエラーの映像がインサートされましたが、それいい仕事だけどズルいだろ、というカンジです。

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公演日当初は、プリンスが急死して間もなく。ポール・マッカートニーなどがやれトリビュートを捧げた、など連日話題になる中、WIndows95manはライブ音源をプレイするというDJならではのトリビュートをみせます。ただパフォーマーの女性が土産物屋で買った金メッキの東京タワーのオブジェを股間に当て、それを男性が舐める、というあたり一筋縄ではいきません。セクシーというか、ヒドいぞこれ。

ふと時計をみるとまだ30分しかたってなく、「これ、あと1時間続くのか……」と思いましたが、あっとうまに終盤。ダンス・ポップ、ハードロック、ハッピーハードコア……めくるめく音楽旅行は終わりを迎えます。最後はプリンスの『Purple Rain』を大熱唱。パフォーマーもみんな前に出て大団円感。次のDJ WILDPARTYさんやり辛そうやな……と思いながら見ていました。

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終演後は気さくに写真撮影に応じるwindows95man。ぼくも写真をとってもらいましたが、「もちろん!」と答えてくれて、とても良い人でした。パフォーマンスについては決してディスってるわけじゃなくて、ちょっと表現するコトバが出てこないだけです……。

帰宅して動画を見なおしてみたのですが、やっぱりよくわかりませんが、「楽しかったな……」という不思議な満足感だけが残ります。もしもまた来日が決まってこの記事を読んでる人もいると思うけど「ぜひ行ってみると良いと思うよ!」とオススメします。

Thank You windows95man!

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