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カルチャーのお話 日記

2013年サブカルチャー界隈の話題まとめ

2015/04/30

丸刈り謝罪、ボサノヴァ本、ダークツーリズム、アイドル……

師走ですね。今年はなにがあったのかな、と考えてみるも、自分のことよりカルチャーのことしか思い出せないわたしです。気になった記事を見なおしてみて、今年のサブカルチャー界隈の話題をまとめてみましたよ。

音楽、アイドル、漫画などなど。始めます。

AKB丸刈り謝罪とゼロ年代批評について

峯岸みなみの坊主謝罪が話題になりました。「そういえばあったね、理由はわかんないけど」という人、ABK48に対して不気味さを抱いた人も多いハズ。

宇野常寛氏、濱野智史氏をはじめとするゼロ年代論客はAKB論を語り、AKB48白熱論争なんて本もあるぐらいだから、サブカルチャー界隈もエラい騒ぎになりました。白熱論争のメンバーは緊急ニコ生、東浩紀氏はそんな「ゼロ年代論客」に冷ややかな目線。


うん、ぼくもそう思う。

ボサノヴァ本とサブカルチャーの終わり

 こちらも話題を集めた、渋谷直角氏のマンガ、通称「ボサノヴァ本」。タイトル通り、自意識ばかりが肥大化していくサブカル「クラスタ」の人々を描いた漫画で、短編のほとんどでそんなサブカルクラスタな人々はひどい目にあいます。

ただ一番ひどい目にあってるのは、こんな本に興味を示したサブカルな読者。思い当たるフシが多すぎて冷や汗が出た人も多いはず。

能町みね子が帯に書いた「この漫画で一度サブカルは死ね!そして甦れ!」という言葉には頭が上がりません。

……こちらの書評はそんなボサノヴァ本と「コミュニケーションツールでしかないサブカル」について語られています。
サブカルの終わり──渋谷直角がえぐり出した問題

一部店舗特典のCDには「小沢健二/今夜はブギー・バック」 のカヴァーが収録されていて、その酷いけど本気すぎる仕上がりは、必聴です。 

KEEP CALM/地方と洋服

ファッション関係で話題といえば、こちら。YAMAHAのトレーナーが印象的な、横澤琴葉さんのエスモードの卒業制作

本コレクションの出発点は、横澤の幼少期に父親が着ていた「YAMAHA」とロゴが入ったトレーナー。父親の姿を「格好悪い」と思っていた横澤だが、父親は地元に出店したユニクロで服を買い、おしゃれになっていく。彼女はそんな父親に寂しさを覚え、家族写真からトレーナーを再制作した。

個人的な思い出、傍から見ると地方の日常が出発点というアプローチが魅力的。

その他ファッションの新しい取り組みは「ファッションは更新できるのか?会議」にまとまっています。

流行語大賞にもノミネート。 「ダークツーリズム」

 3.11、その後の「フクシマ」について、復興の1つの形としての観光・ダークツーリズムも話題。流行語大賞にもノミネートされました。実際にチェルノブイリを「観光」した東浩紀氏、代表を務めるゲンロンのこの本も話題に。福島第一原発観光地化計画など、賛否両論あるものの、前述のAKB白熱論争、のようなゼロ年代論客とは異なるアプローチが見られます。

東浩紀氏の「ゼロ年代批評を建てなおす」宣言も話題。
ゼロ年代批評再興に関する東浩紀さんの声明(2013.09.17)

地理と文化の新しい関係

宇野常寛氏のTEDでのスピーチ。乱暴にまとめると「もう地方でのコミュニティなんてネットで繋がれるし、それが集まれる箱だけあればいいんじゃないの?」というものですが、これも氏の考えを端的に表しています。これからのサブカルチャーを考えるにあたっては、抑えておきたいです。

ネットMOGRA → リアルageHa。「あきねっと」

ネットとリアル、文化と地理という関係性では、新木場ageHaで開催されたインターネット音楽祭「あきねっと」が象徴的でした。
物凄い人だったようだし、なによりTwitterのタイムラインでその盛り上がりが可視化されている点は見ていて新鮮。 

新木場ageHaが揺れた!mograの #あきねっと にいってきた

「ハコさえあればいい」 の象徴的な例ですね。

Perfumeにきゃりー。やっぱヤスタカ。

テクノロジー、アート、音楽。Rhizomatiksとのコラボレーションや、ライブでのパフォーマンスを想定して制作されたアルバム「LEVEL3」などなど、やはりPerfume、というかヤスタカ関係は新しい取り組みばかりしていて面白かった。

前作「JPN」から一転、J-POPのアルバムでこれをやるかという完全フロア仕様のアルバムには度肝を抜かれました。CAPSULE本体もまた新しいアプローチを試みていて、これまた注目。 

きゃりーぱみゅぱみゅについては、作品やパフォーマンス、衣装というよりも、DOMMUNE宇川直宏さんがなんだかよくわからない勢いでものすごい例を引っ張りながら語るきゃりー論、今年一番の話題です。

なんてったって\やっぱアイドルだなー!/

とにかく今年はアイドルの年。握手会商法なんて揶揄もされますが、単純に楽曲やパフォーマンスだけ切り取ってみた時に、クオリティが高く、普段アイドルを聴かない人に通用するものが出揃いました。


モーニング娘。 『Help me!!』
和製EDMトラック。世界で大流行中のEDM、この楽曲驚くほどクオリティが高いです。小室哲哉が満を持して出したEDMアルバムよりこっちのほうが良い。

 

Negicco 『アイドルばかり聴かないで』
もろにピチカート・ファイブな、小西康陽プロデュース曲。ご存じの方も多いのでは。

オルタナティブノイズアイドルユニット、BiS階段。
難波章浩、KEMURIなどの豪華プロデューサー陣が魅力ですが、非常階段との合体ユニットも話題に。海外「SPIN」誌の「ベスト・アヴァンギャルド・アルバム20」の 7位に選出。

ざっとまとみましたが…。

振り返るといろんなことがありましたが、いかがだったでしょうか。音楽やファッションが好きなのですが、今年は「コレとコレが、そうも見事に混ざるか!」というものに惹かれました。ハイブリッドという言葉で括っています。

映画や漫画、本にあまり詳しくないので、何かこれも取り上げて欲しいという話題があったら教えて下さいませ。

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